今アビガンとともに、新型コロナ治療薬の期待されている米国のレムデシベル、
トランプ大統領が力を入れてくると思われます。
若干、アビガンの方が、すでにインフルエンザ治療薬として承認されているので、
半歩だけリードはしていますが、レムデシベルの治験が始まり、
アビガンも最近始まったばかりなので、追いつきそうです。
基本的な、効果は同じようなものなので、あとは国の力で決まるかもです。
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、治療薬の有力候補として国内外で注目を集めるのが国産の新型インフルエンザ薬「アビガン」だ。国内で既に350人以上に投与され、効果があるとの報告が相次いでおり、国の承認に向けた治験や増産の動きが進む。効果の検証はこれからだが、実用化すれば患者の重症化を防げると期待されている。https://www.sankeibiz.jp/econome/news/200420/ecb2004200722002-n1.htm
まあ、どっちであるかは、より安全で効果的であれば、
それでいいわけですけれど、バックが大きい方が使われる薬になるのはちょっとなあと思ったりもします。
トランプ大統領は当然米国製薬会社を応援する
米国も含めて、アビガンを日本が無償提供して、治験データーをもらおうとしています。
最近イタリアにアビガンが到着して話題になっていますので、
れで良い結果がどんどん出てくれば、アビガンが先行できるかもしれません。
あとは、副作用の心配で、なかなか国が承認に踏み切れない可能性があるので、
どれだけ治験データが集まるかによって来るでしょう。
トランプ大統領の方が思い切りが良いので、先に米国でレムデシベルが承認され
アビガンよりも先に世界でというか、感染者が多いのは米国なので、
米国の治療薬は、レムデシベルということになるかもしれません。
ただし重症患者には効かない可能性
どちらの薬も、ウイルスのRNAの素材となる物質に近い構造なので、
ウイルスが誤認して、アビガンやレムデシベルを取り入れてしまうと、
ウイルスは複製による増殖ができなくなり、
ウイルスが増えるのを阻害するという働きがあります。
レムデシビルは、核酸アナログのプロドラッグで、ウイルスのRNAポリメラーゼを阻害する。これまでに、動物モデルを用いた実験では、エボラウイルスや、SARS、MERSの予防と治療に有用であることが示唆されていた。in vitroでは、SARS-CoV-2にも作用することが確認されており、健常人ボランティアやエボラウイルス感染者など、おおよそ500人にこれを投与した研究で、臨床的な安全性も示されていた。https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t344/202004/565161.html
アビガンは、同社が開発し、新型・再興型インフルエンザ発生時に国の判断で使用できる医薬品として2014年3月に承認。ウイルスのRNAポリメラーゼを選択的に阻害することでウイルスの増殖を防ぐというメカニズムを持つことから、インフルエンザウイルスと同種のRNAウイルスである新型コロナウイルスへの効果が期待されている。https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=14362
新型コロナの重症患者は、すでにウィルスが増えた状態で、
それに対する免疫機能が過剰反応することによって、自身の肺胞をこうげきしてしまい、
呼吸ができなくなってしまうという過程になるので、
重症化している人にはあまり有効に効かないと思われます。
重症化した人には、この免疫機能が抑えられる薬が効果的だと思われています。
実際に、日本の製薬が社が作った、リュウマチの治療薬アクテムラが効果が出ているようです。
リュウマチは自分の免疫細胞が、軟骨などを攻撃してしまうためにおこるものなので、
この免疫を抑制する薬の方が重症化に効果があると考えられます。
日本の研究者が新型コロナ重症化を解明した!?
肺炎の重症化 “免疫の暴走”抑える薬で治療可能
ウイルスの細胞への侵入をきっかけに、免疫の働きを高める「インターロイキン6」という物質が過剰に作られて免疫の仕組みが暴走し、重症の呼吸器不全を引き起こすと考えられるとしています。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200417/k10012392101000.html